ブログ・お客様の声Blog&お知らせ
100年続く横浜の町中華、本牧通りの『奇珍』
大正6年(1917)創業した老舗店。なんと今年で105年を迎える『奇珍』食べログ2021中国料理E AST百名店にも選ばれる実績も歴史もある町中華。
横浜で中華といえば言わずもがな中華街と思うのが普通なのでしょうが、『奇珍』はJR石川町駅から山手トンネルを抜けると見えてくる徒歩10分くらいの横浜市中区麦田町にあります。大きな赤い看板が目印、店構えもタイルを使っていてノスタルジックで昭和レトロ!(麦田町には1942年に移転しています)
奇珍の焼ソバ類も絶品。かなりのこだわりが詰まっていて、極細の麺をまず2時間蒸す。それを2日かけて乾燥させたら熱湯をかけて戻し、それを油で揚げるというかなりの手間をかけていました。口にした瞬間に麺の軽やかさと、香ばしい香りがなんとも堪らない。餡には独特の甘味があり香ばしい麺との相性は抜群。人気の『五目焼ソバ』も気になったのですが、『海老焼ソバ』を注文。
プリッとした海老が5尾、大ぶりのキクラゲ、飾り切りされた人参、白菜、筍、ほうれん草など具沢山で甘めの餡と香ばしい麺、味変にカラシがいいアクセントになります。
圧倒的存在感の大ぶりメンマ、大人気の竹ノ子ソバのメンマは10日間かけてやっと食べられる天塩にかけたメンマが何と8本も入っている、メンマが主役なのも納得。奇珍のメンマは味が染みてるのは聞いただけでわかると思いますが、絶妙にある繊維と歯切れ感がここでしか味わうことがない逸品なのです。スープは昔ながらの中華スープに甘みがプラスされていて極細麺との相性も抜群でした。
キュキュっと音が出るメンマとは違い今までにない食感!
忘れてはいけないのは『シュウマイ』です。毎日手で包んでいるこちらも手間暇をかけている。中の具が透けるほどの薄い皮でたっぷりの具を包んで蒸し焼きに、一口食べれば肉の旨み汁が溢れ出て最後にほんのり甘みを感じる。食べているときにもテイクアウトだけするお客さんもたくさん来店していました。
ほんのり甘みのあるシュウマイをカラシ醤油にダイブさせて、合わないはずがない!!
店内は昭和レトロ調でこちらは宴会などができる円卓の席でランチは相席で食べることが多いです。手前の部屋は4人掛けのテーブルが8席と広い空間にテレビが流れているまさに町中華です。
『奇珍』といえば甘みが特徴でどこの町中華にもない味を提供し続け、いまや3代目まで受け継いでいて、お客さんの中には家族4代にわたって通っているという、変わらない味だからこそ長く愛されていて守らなくてはならない奇珍でしか食べられない中華なんです。
RING STANDからも徒歩10分でいけます。バスも近くから出ています。
Twitterも更新しています。